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ネィティブ講師と邦人講師

お子様のスクール選びのコツになれば・・・

さて、ネィティブ講師と邦人講師どちらが良いかということについて
私なりの意見を述べさせていただきます。

最終的には、ネィティブでも邦人でも、子供に英語を教えるスキルが
あるかどうかによると思います。 以下、私の意見です。

ネィティブ神話がまだまだ根強いですが、
私個人の意見としましては、中上級レベル(TOEIC目安700点以上ぐらいですかね)なら
ネィティブ講師が良いと思います。資格試験対策などであればもちろん邦人ですけどね。
あと年少さん以下もネィティブがいいかなぁ・・欲を言えば。
でも基本はINPUTが重要な時期なので、優れたCDやDVD教材で充分かなと
思います。わざわざ高いお金をかけて、週に1度、ネィティブでレッスンするなら
そのお金で良質の音声付の絵本や、子供向けのDVDなどをたっぷりと
見せるのが良いと思います。

もちろんうちの教室には、年少さんも未就園児も来ていますが、
何が大変って、決まった時間にご機嫌な状態で来れるかというのが
小さいお子様にとっては一番難しいからです。また、語学を教えるというと
いうことではないので、講師側に保育の知識が多少なりともないと
こういった小さい子を教えるのは非常に難しいのです。

さて、では年中以上の場合、どちらがいいのか?
私は、きちんとした教える技術と、子供を教えるスキルのあるネィティブがいれば
ベストだと思います。しかしながら、なかなかそういうネィティブと出会いません。
教養はあるし、大人に対してならとても素晴らしいのですが、対子供となると
かってが違うからです。

ゲームばかりしてしまう先生、日常の出来事のおしゃべりで終始してしまう先生、
単語の説明だけで、レッスン時間が終わってしまう先生、子供の態度を誤解してしまう
先生、無口な子供に対して何の策もない先生・・・  こどもとの距離を縮められない
先生が多いような気がします。

私は、誰が何と言おうと英語は英語で教えるべきのポリシーですが、
あまりにも意思疎通ができないときや、説明に時間がかかり過ぎそうな時は
やはり母語を使っています。 その方が本来やらなければなならい内容の
学習時間が長く取れるからです。

また、危険なことをしそうになったとき、クラスメートといさかいがあった時なども
やはり母語が必要だと感じます。

ですので、初級から中上級までであれば、年中以上は邦人講師の方が良いケアが
できるし、十分なサポートができると考えています。もちろん、そういう事のできる
ネィティブ講師もいらっしゃるのですが・・なかなか出会えないのが現実だと思います。

幼少のころからネィティブに習っていたという小学生が転校してくるケースは
多々あります。 そういうお子様に共通しているのはリスニング力は高いということ。
しかし、聴く以外の4技能、話す・読む・書くになると途端にレベルが下がってしまうのです。

通じることに重点が置かれているので、話すときにセンテンスで話せない。
教室内でのフリートークが多いせいか、1人称と2人称には強いが、3人称や
一般的なことなると途端に話せなくなる。 また、時制は現在形には強いが、
他の時制になると話せない。 読む・書くはほとんど練習していないようで
できない子が多いと感じます。

ですので、私の持論としては、
幼少期は、ネィティブの音をたくさん入れる
中上級になるまではスキルのある邦人の先生に習うというのがベストの
ような気がします。

ただし、年に数回、ネィティブの方と会話できる経験ができるというのも
大事なポイントだと思います。

同じ髪の色、瞳の色、肌の色しか見ていないので、やはり外国からいらっしゃった
方と直接会って話をする、英語を使える場面があるというのも重要なポイントだと
思います。

これから、英会話スクールを探そうとされている方々に
参考にしていただければと思い、書きました。